Topics(2019年以前のもの)

2019年9月24日 安全衛生技術講演会を聴講しました。

(独)労働者健康安全衛生機構 労働安全衛生総合研究所の令和元年度安全衛生技術講演会(大田区産業プラザPIO)を聴講しました。
昨年は申込みが遅れ満席で聴講できませんでしたので、今年は早めに申込みをしました。今年も満席の盛況でした。
安衛研4件、特別講演1件、計5件の講演がありました。
安衛研の講演では、「ICT社会における働く人々の疲労と睡眠:"always-on work"の功罪」と「職業性腰痛の予防対策と今後の重量物規制について」が有益でした。
前者は、勤務時間外の仕事に関する連絡やメール問題など、オンとオフのめりはりがあいまいになる近未来の働き方を考察した講演でホットな話題なので、NHKが取材にきていました。
後者は職業性腰痛予防のための重量物規制についての講演でした。
第三腰椎の椎間版にかかる圧力の50年前の実験データ、イギリスの重量制限、荷物持ち上げ作業における腰痛リスクを推測する式、など有用な知見が得られました。
日本における重量制限は、現在検討中の段階とのことでした。

令和元年度 安全衛生技術講演会 新たな時代の労働安全衛生

2019年8月24日 PL事例研究WG研修会でPL判例検討を発表しました。

(一社)日本技術士会登録製造物責任技術相談センター(通称,登録PLセンター)の第247回PL事例研究WGで、PL判例検討「丸鋸指切断事件」を発表しました。
工作機械を使用して角材を切断する作業中、切断が終了した材料を取り出そうとして左手を機械内に挿入した際に回転中の丸鋸刃に触れて左手中指を切断するなどの傷害を負った者が、本件機械を製造販売した会社に対し、製造物責任法3条又は不法行為に基づき、損害賠償を求めたの事案(平成29年一審判決、確定)です。
労働災害における被害者(原告)と勤務先(原告補助参加人)が一緒になり,メーカーに損害賠償を求めた案件で,損害額認定,原告の過失相殺,損益相殺の考え方など参考になります。製造物責任技術相談センター(通称、登録PLセンター)は、どなたでも参加できますので、PL問題等に興味と関心のある方は参加してみることをお奨めします。

2019年8月3日 労働安全研修会に参加しました。

(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会主催で、リスクアセメント、労働安全、労働衛生の各研修会が3日連続で毎年開催されます。
今年度は、労働安全研修会を受講しました。
「産業安全行政の動向」では、厚生労働省中所主任中央産業安全専門官から、労働災害統計の詳しい解説と行政の取組みを講演いただきました。
平成21年度(2009)はリーマンショックで製造業と建設業の死傷者数が急減していること、平成17~18年度(2005~2006)は郵政民営化(公務員→民間)で通信業の死傷者数が急増していることなど興味ある分析でした。
「行動特性を教育訓練で改善し、事故防止-ノンテクニカルスキル」は、AGC(株)(旭硝子)の南川忠雄氏による、千葉工場における安全の確保に有効な「ノンテクニカルスキル」(状況認識、コミュニケーション、意思決定、リーダーシップ)の手法、教育と実践について、長年の経験にもとづく貴重な講演でした。
南川氏の著書「産業現場のノンテクニカルスキルを学ぶ事故防止の取り組み」(化学工業日報社,2017)は当日分完売で、郵送していただきました。

2019年7月31日 「事例で学ぶトライボロジーに関する技術課題・トラブルの解決手法」セミナー講師として登壇しました。

株式会社テックザイン様主催の講習会で、「事例で学ぶトライボロジーに関する技術課題・トラブルの解決手法~耐摩耗技術、高摩擦技術、潤滑トラブル、表面・接触問題、材料と表面処理の組合せ問題、評価・解析~」と題してトライボロジー講習会(基礎編+応用編)の講師をつとめました。
テックデザインの講習会は今回で3回目になりますので、基礎編2時間+応用編4時間の時間配分で事例を増やして講義しました。
事例を交えることで聴講者から良い反応があり、アンケート結果はおおむね好評でした。
次回は今回の結果をふまえて、講習会を企画・開催することになりました。

2019年7月26日 メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019を視察しました。

東京ビッグサイト西展示棟,南展示棟で開催された,メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019を視察しました。
はじめに、国土強靭化セミナーの2件の講演、「国土強靱化の取り組みと今後の展望」(藤井聡 京大大学院教授)、「道路橋の維持管理の動向と新技術の活用」(土木研究所構造物メンテナンス研究センター 石田上席研究員)を聴講しました。
藤井先生は毎年セミナー冒頭で講演されているようですが、今年は内閣官房参与を退職されており、国土強靭化施策を妨げる勢力に対する批判は鋭いものがありました。
その後、プラントメンテナンスショー、生産システム見える化展、労働安全衛生展などを定点観測してきました。

メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019

2019年5月30日 「さび・金属腐食の基礎と防食対策技術のポイント」セミナー講師として登壇しました。

株式会社日本テクノセンター様主催の「さび・金属腐食の基礎と防食対策技術のポイント」で、講師をつとめました。
前回の結果もふまえ、金属腐食の基礎から防食対策技術まで実務に役立つと思われる内容を選定し、腐食事例や防食対策事例をできるだけ多くいれたテキストを作成して講義を行いました。
「腐食の基礎をよく理解できた」などアンケート結果はおおむね好評でした。

2019年5月26日 労働安全衛生コンサルタントグループ総会・特別講演会に参加しました。

日本技術士会登録労働安全衛生コンサルタントグループの総会・特別講演会に参加しました。
特別講演会は、週刊労働新聞社編集主幹(元労働新聞社安全スタッフ編集長)高野健一氏による「専門記者が語る安全衛生問題のトレンド」と題する講演でした。
『安全スタッフ』は、月に2回5万部発行されている安全専門誌です。
当グループも持回りで実務相談室の安全記事を書いています。
講演は、安全帯(墜落防止用器具)をはじめ、外国人労働者、ICT(VR)、熱中症など多岐にわたる内容で、行政とは異なる視点で安全を見ており、いろいろと勉強になりました。

2019年4月17日 労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)一般公開を見学しました。

独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)の一般公開を見学しました。
実演デモ(4件)は大盛況で、多くの人が見学していました。
写真は、玉掛け作業の盲点、ガス溶断作業における爆発・火災の危険性の実演です。
他に、静電気の帯電・放電・着火実験,粉体投入・充填時に発生する静電気放電の実演がありました。
機械安全システム実験棟における機械設備の安全対策展示では、安衛研の研究者からいろいろ説明をきくことができ、有用な情報を得ることができました。

労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)一般公開

労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)一般公開

2019年4月3日 AI・人工知能EXPOを視察しました。

東京ビッグサイトの青海展示棟で開催されている「AI・人工知能EXPO」を視察しました。
青海展示棟は東京オリンピック・パラリンピック対策でつくった、2019年4月から2020年11月までの仮設棟で、今回の展示会が初めての開催になります。
容積はありますが、鋼管、ダクトなどはむき出しでした。
特別講演2件を聴講しました。
聴講者は主催者発表で6~7千人と多く、サテライト会場を増設して対応していました。
1件目は、AI戦略実行会議座長安西祐一郎氏の「人口知能の将来展望と日本の人口知能戦略」と題する講演で、先行する米国・中国・英国・フランス・ドイツに追いつくための日本のAI戦略を、官の立場で論じていました。
2件目は、30代前半の若手経営者3氏(ABEJA 岡田陽介、グリッド 曽我部完、Preferred Networks 岡野原大輔)による、AI企業の現状と展望をわかりやすく論じたもので元気のでる講演でした。

AI・人工知能EXPO 2019

AI・人工知能EXPO 2019

2019年3月22日 技術士ライフプラン研究会に参加しました。

日本技術士会登録技術士ライフプラン研究会の特別講演会・二次試験合格者歓迎会に参加しました。
今回は恒例の二次試験合格者歓迎会とともに、特別講演会として「技術コンサルタントとして独立開業して年間1000万円稼ぐ方法」の著者である、技術士(金属)・弁理士の高橋政治様の特別講演会(題目は書名に同じ)を聴講しました。
高橋様は「技術士独立開業研究会」の運営、セミナー開催など若手技術士の独立支援の分野では著名で、私もメルマガなどで活動状況は知っています。
講演は短時間のため、ほぼ知っている情報でしたが、直接話を聴けたことは大いに刺激となりました。

2019年3月13日 日本労働安全衛生コンサルタント会千葉支部研修会を受講しました。

(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会千葉支部平成30年度第3回研修会を受講しました。
年度末の研修会では、恒例として千葉労働局からの行政情報を講演していただくことになっています。
会員による衛生講演2件の後、千葉労働局北村健康安全課長による「来年度の安全衛生行政について」の講演があり、平成30年度の安全衛生の注目点と13次防の初年度目標に対する状況、平成31年度安全衛生行政のとりくみと13次防の2年目のとりくみ事項(安全編)など、大変わかりやすい内容で、安全指導業務に有用な行政情報を得ることができました。

2019年2月6日 「実務に役立つトライボロジー入門」セミナー講師として登壇しました。

株式会社情報機構様主催のセミナー「実務に役立つトライボロジー入門~摩擦・摩耗・潤滑の基礎、評価・解析法、材料・表面技術、実用化事例~」で,トライボロジーの基礎から実用化事例まで講義しました。
株式会社情報機構様は,ヘルスケア系、化学・電気系その他各分野と、広範な領域のセミナーを企画、開催していますので、トライボロジーの入門編として、実務で役立つと思われる基礎知識と、摩擦摩耗試験例や実用化事例をおりこんで、テキストを作成し、講義しました。
聴講者は、実務でトライボロジーの問題に取り組んでおり、課題はわかっているが解決法がわからない、というレベルの人が多かったようです。
質問にもほぼ的確に回答しましたので、アンケート結果もおおむね好評でした。トライボロジーに関しては、基礎+個別相談という形式のセミナーが良いように思いました。

2019年2月5日 「ISO及びJISのOSHMSに係る研修会」を受講しました。

(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会主催「ISO及びJISのOSHMSに係る研修会」を受講しました。ISO45001、ISO45001の日本語版(翻訳)のJIS Q45001、日本版マネジメントシステム規格のJIS Q45100が、2018年9月に出揃いました。
労働安全・衛生コンサルタントには、これらの規格は避けて通れない重要な事項であることから、開催された研修会です。
途上国も対象とした国際的な規格であるJIS Q45001(ISO45001)のみでは不十分であるため、これまで日本で行われてきた労働安全衛生活動をおりこんだ規格がJISQ45001であり、従来とは異なる新規な要求をするものではないことが示されました。
JIS認証はすでに開始されており、JIS Q45001とJIS Q45100はそれぞれ認証を受ける必要があること、審査員研修では労働安全・衛生コンサルタントは一部の科目免除があることなど、有用な研修でした。

2019年2月1日 SURTEC2019「表団協セミナー」を受講しました。

東京ビッグサイトで開催されたSURTEC2019(表面技術要素展)の視察に合わせ、第29回表団協(表面処理団体協議会)セミナー「自動車における環境対応技術-表面処理の役割-」を受講しました。
毎年開催されるセミナーで、聴講料は無料(テキスト代は3,000円)です。
業界団体主催のセミナーのため実用的な内容の講演が多く、有料でも人が集まる内容です。
今回は、(株)デンソー材料技術部表面技術室長菅原氏の「自動車における表面処理技術の動向と課題」が、立見多数の人気講演でした。内容は自動車部品へのDLC適用がメインで、DLCはく離メカニズムから密着性の改善技術まで大変有用な講演でした。

プロフィール

労働安全技術士コンサルタント・技術士 安藤 克己

豊富な知識と経験で、あなたの課題を解決、提案します。
ご相談にはいつでも対応いたしますので、何なりとご相談ください。

お問い合わせいただき、ありがとうございました。

 

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